DIMPLEはユニークな発想のAndroid NFCデバイスだと思う

気になったデバイスの話。

[GIGAZINE]Android端末に貼りつけてどんな機能も割当てられる物理ボタン「DIMPLE」
http://gigazine.net/news/20140501-dimple/

このデバイスは、元記事のとおり、Androidにカスタマイズ可能な物理ボタンを提供する。だが、ボタンが追加されたところでどうなの?裏側とか押しにくいし、剥がれちゃいそう。使用例も、べつに物理ボタンじゃなくていいんじゃない、と思ってしまい、スルーしてしまった人も多いだろう。筆者も、いちどは興味を持てずにスルーした。プロダクトとしてはちょっと残念に思う。

しかし、特筆すべきはその実現方法だと思う。NFCで通信を行うのだ。普通、NFCといえば、スマートタグやらSuicaなどのICカードを連想する。NFCにこういう使い方があるとは、思いもよらなかった。いい発想だと思う。既にAndroid では、「特定のNFCタグに端末が接触したら特定の機能を実行する」というアプリは存在しているので、ただのNFCタグとの組み合わせは、これまでも存在していた。DIMPLEの場合はおそらく、ボタン押下で電気回路的に「NFCタグが出現した」状態になるのだろう。非押下では「NFCタグは存在しない」状態になる。つまり、NFCタグであり、NFCタグでは無いのだ。(たぶん・・・)

NFCを使うことで、

  • マスター側は低消費電力で待ち受け・割込みができる。
  • スレーブ側は電源の心配がいらない
  • スレーブ側の回路も小型で済む

という利点がある。
もしも、NFCを使わないで実現しようとするなら、スレーブは、より巨大なBTデバイスとプロトコル・スタックを搭載し、いつもバッテリーに悩まされることになるだろう。あるいはもっと省電力・省スペースにするならば、端末に穴を開けてI2Cのピンに回路を繋げて、カーネルにデバイスドライバを読み込ませるとかね。